#4 ボイシング今昔 〜耳コピ編その3〜
連投連投!!!!!🍢
さすがに親指が疲れてきましたが僕はまだ止まりません。耳コピ編その3です。
ボイシングって分かりますか?
例えば、低い方から順に、ドミソと弾いても、ミソドと弾いても、はたまたドソミと1オクターブを越えて弾いても、どれもコードは同じCメジャーです。このような和音の配置の仕方をボイシングと言います。ちなみにこの例におけるドミソやミソドはクローズボイシング、ドソミのような1オクターブ越えたやつはオープンボイシングって言います。まあ名前なんてどうでもいいですけどね〜
で、これ何の話かと言うと…
このボイシングにこそ、ちょっとしたオリジナリティの出し方が詰まっていると、僕はそう思います。
はっきり言って、原曲ではドミソって弾いてるから絶対同じようにドミソと弾かないと!なんて思考、相当「美味しいところ」とかじゃない限り、有り得ないです。原曲でドミソと弾いているところをミソドと弾こうが、その曲をある程度知っている人でも多分「あ!原曲と違う!」ってなんないです。
そういうちょっとしたアレンジで個性を出してってくださいね、って話です。
まあほとんど気付かれませんが、精神的な余裕ができますよ、「俺は俺の意志でこう弾いてんだ」って思えば笑
しかしボイシングにも実はちょっとした「美味しいところ」が存在している場合もあるのでね、注意が必要です。
経験談を元に例を挙げます。
僕の大好きなアーティスト、東京事変の『遭難』という曲を最近コピーしたのですが…
イントロのピアノのコード、ufretというサイトにはCm Gmと書かれています。
しかし実際は、Cm(add9) Gm(add9)なのです。正確に言うと、恐らくですが、Cm(add9)の方は左手でド 右手で下からソレミ♭、Gm(add9)の方は左手でソ 右手で下からラシ♭レ、と弾いています。ずばりこのボイシングがこのイントロでの味噌です。
もしCm(add9)を基本形で弾くとドミ♭ソレのようになります。しかしこれではイントロの不穏な響きは生まれませんし、レだけがかなり浮いています。
ここでの味噌は、レとミ♭、半音ズレている音同士を敢えて同時に弾いているというところにあります。クラシックの名残か、若かりし頃、僕はこの弾き方をするのは違和感があるからなるべく弾かない方が良いんだと脳に刷り込まれていたように思います。実際違和感ありますし。しかしバンドにおいてこれが良しとされることは多々あります。僕も大人になりました
細かい話をすると、これ、Cm(add9)の方、右手ソレミ♭って言ってましたが、ドも弾いてソドレミ♭でも良くね?って思った人いましたか?いませんか。コード的にはソドレミ♭でも良いんですが、これだとね、音が濁っちゃうんですよ。ドとレもゆーて近いじゃないですか。ドとレが近いことで起こる独特の濁りは、このイントロの不穏な雰囲気に合わないんですよね〜。それと、「美味しいところ」であるレとミ♭同士のぶつかり合いをも掻き消してしまうんですよ。コードが合ってるからって何でも弾けばいいわけじゃない、っていうことも学べます。際立たせたい部分は独立させるのが吉です。
伝わってますかね…語彙力…
話を戻すと、この"半音ズレ"でしか演出できない不穏な雰囲気、良い違和感、これ無しにはこの曲のイントロは語れないと思ってます。いや、もしかしたら、もっと良い弾き方もあるかもしれませんし、本人達もライブではこのように弾いてなかったかもしれません。
しかし大事なのは、"僕は"これがこの曲における正解だと思っているということです。自分が正解だと思った弾き方を貫く。そう、これこそが個性なんです!
このブログで何回か個性という言葉を出していますが、そろそろ伝わってきましたか??
長くなってきました。まさか遭難の話をこんな熱量で語るなんて前回の記事を書いた時点では思ってもみませんでした。おかげで前回の最後に予告した内容が語れませんでした。また次回にします。
最後に今回のまとめと補足。
和音の配置の仕方であるボイシングの違いによって、コピーの完成度が変わる。個人的にはボイシングの些細な違いは気にならない派だが、東京事変『遭難』のように、ボイシングによって生まれる「美味しいところ」もある。それを把握した上で敢えてアレンジをするのは良し、自分の好きなように弾くのが個性の表れでありそれを目指すべき。ただし耳コピが不十分で「美味しいところ」に気付けないのはもったいない!
ということで次回予告!「美味しいところ」の完コピの仕方、あとついでに左手の弾き方についてもできたらいいな!それとサイトとアプリの話もちょっとだけしたい
おつかれビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨン
#3 スケールとコード、そして「美味しいところ」を合わせる 〜耳コピ編その2〜
連投!🍢
前回に引き続き耳コピ編。今回はその2。
さあざっくりいきましょう!
スケール、クラシック経験者からしたら調って言った方が分かりやすいですかね。変に転調とかしない限り基本的には1曲につきスケールは1つ。例えばCのスケールなら、ほとんど白鍵しか使わないし、D♭やG♭なら、極論黒鍵だけ弾いとけば何とかなります笑 逆に言うと、Cのスケールで黒鍵を下手に弾いてしまうと、とても違和感が残ってしまいます。
こんな感じで、コピーしたい曲のスケールを予め把握しとけば、使われる音やコードは自ずと限られてきますので、耳コピにかかる時間の短縮に繋がります。
しかし、ぶっちゃけ、「えっと、この曲のスケールは…」とか、いちいち考えて耳コピしてません。何となく曲聴きながら鍵盤弾いてたら、どの音を使ってなくてどの音が使われているかがおおよそ分かってきます。そんなもんです。特に絶対音感持ちのあなたなら!!!
曲の大枠であるスケールが何となく分かったとして、次に把握すべきはコードです。和音。
特にクラシック経験者の方々は、コードに馴染みが少ないと思います。そのせいで耳コピは一音ずつ追っていく始末、よくある話です。
そうではなく、コードで曲を覚えると、そりゃ和音単位で覚えてるんだから、記憶の容量も数倍少なくて済みます。コードを覚えた上でいかに指を動かして原曲に近付ける、あるいはオリジナルを追求する、そこが課題なんですね。
ではコードについてつらつらと。
まずは基本のメジャーとマイナーについて理解しておいてください。Cメジャー(Cと表記します)がドミソ、A♭マイナー(A♭mと表記します)がラ♭シミ♭とか。
ここら辺でつまずいている初心者の方向けには、ググればいくらでも教えてくれるサイトがあると思うので、良ければそちらに一旦飛んでくだされば。ちょっと説明下手なのと面倒なのとで割愛させてください。正直でしょ。
メジャーとマイナー、これは最も単純な形ですかね。んー、ただギターでいうパワーコードはさらにメジャーとマイナーの簡略版なので最も単純と言うとパワーコードなのかもしれませんが。
ここらで3度とか5度とかの話いりますかね。しときますか。
Cのスケールで話を進めてみましょう。
Cって言ってるくらいですから、ドからスタートして、ドレミファソラシドですよね。この一つ目のドを1とします。すると、3番目と5番目は、ミとソ。1と3と5を同時に弾くと、ドミソ。Cメジャー。
はい、つまり、基本であるメジャーとかマイナーは、この1度と3度と5度を弾いているという解釈です。
これを踏まえて次、7度。俗にセブンスと言われています。
セブンスを一言で言うと、「いい感じ」です。ざっくりざっくり!
ピアノって、ギターや他の楽器と比べても明らかに自由度高いですよね。且つ、ピアノって、普通にメジャーやマイナーをジャーンと弾くだけだと、なんかダサいんですよね…。なので、ピアノが入ったバンドでは効果的にオシャレに弾くとかなり映えます。よって、たとえコード譜に書いてなくとも、たとえギターは普通に単純なコード弾いていても、ピアノで上手い具合にセブンスなどを入れ込んであげると、ぐっと「いい感じ」になります。そんで、それを即興で弾けるようになるとなお良し。
Cのスケールで引き続き話を進めると…
しーせぶんす=C7=ドミソシ♭
しーめじゃーせぶんす=CM7=ドミソシ
しーまいなーせぶんす=Cm7=ドミ♭ソシ♭
です。そんなガチガチに覚えなくてもいいと思います。基本の骨格に7度の成分が付け加わっただけです。
では復習、Cのスケールの曲において最も違和感なく弾けるコードは上の3つのセブンスの中でどれか?
Cのスケールには黒鍵は無いんでしたよね。だから正解はCM7。
もちろんこれ、場合によりますよ。コード進行によってはCm7やC7が最もふさわしいことだってあります。でもね、感覚の話になるんだけどね、そうやってスケールから外れたコードだと、そういう意識をもってして聴くと、多分分かるんじゃないかな。あ、今外れたコード弾いたなつって。うん。多分ね。
他にもちょっと引っかかった響きのするsus4とか、いかにも狙ってます感のあるdimとか、まあ色んなコードあるんですが、それを全て語るのは野暮というもの、自分でコピーしてく内に気付いていきましょう〜
非常に長くなって申し訳ないところですが、最後に、「美味しいところ」について。
言ってしまえば、この曲ならこれは絶対弾かんといけんじゃろ!みたいな印象的なフレーズのこと。まあ、ここは完コピ目指すべきですね。他に代え難いからこそ、その曲ならではのものとなってるわけです。
なので、前回散々「完コピなんて…」などと言ってましたが、まあ、そこは察してください。分かるでしょ、僕の言わんとしてることが。あれは曲全体を妄信的に完コピをするのはいかがなものかと提唱していて、ここでは「無くてはならない大事な細かいフレーズはそうと認識した上で完コピを目指すべき」と言っています。伝わってるかなあ…
長くなったので次回耳コピ編最終回として、僕なりの完コピの仕方を述べます。いやまあ、こればかりは本当に人によると思うのであくまで参考程度にね。ちゃんと普遍的な話もするつもりだけど。
おしまい!ビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨン
#2 耳コピはもっと自由で良いのでは? 〜耳コピ編その1〜
ういっす🍢
あのですね、「キーボードの講習を頑張ってするんだ!」と息巻いておきながらですね、早くも挫折してます。何話していいか分かんなくなっちゃったよ。
そんで書くのぶっちゃけだるいし笑
ってことで決めました。
「「ざっくり」」、いきます。
その方が読みやすいだろうし。
本題に入ります。今回は耳コピ編その1。「そもそも耳コピって何すればいいの」ってところから始めます。
こんな稀有な能力なかなか無いと思いますが、音源ぱっと聴いて全パートの細々としたところ全てを把握できる人っていますか?
そして仮にバンドのメンバー全員が完コピのライブを披露したとして、果たして聴衆は「わあ、このパートのこのフレーズこうしてる!」と思いながら聴いているでしょうか?
多くの場合答えはNOですよね。もちろん音源通り正確にコピーすることが求められるバンドや曲もありますが。大抵は、本人達でさえもライブ全てにおいて全く同じようには演奏していないはずです。
しかし、特に我々キーボーディストに多いのですが、完コピを目指したがります。几帳面な性格など他の要因もあると思いますが、多分…
「クラシック」のせいです。
あれ楽譜通り正確に弾くことが至上とされてますもんね。
クラシックのせいで、クラシック経験者の多いキーボーディストは「楽譜通り…原曲通り…」と念仏を唱えがちなんです。
しかしバンドは違います。
もっと自由にやりませんか。
自由って言ってももちろん限度はありますし、その塩梅は各々の感性次第でしょう。そう、これこそが個性!
誰が弾いても同じなんてつまんないじゃないですか。コピーバンドにいかに自分の個性を入れ込むか、ここがコピーバンドの1番の醍醐味だと思うんです。
あと、例えばの話、ベーシストがちょっと危うかったら、僕らが左手でベースの分カバーしたりだとか。何かせっかくエモいコードなのにいまいち響いてこなかったら、僕らがエモい要因である音をもっと多めに強めに出してやったりとか。
つまり各バンドのアンサンブルを意識して、その場その場で改善していくのが良いですね。完コピを目指すより、バンドを組む都度、スタジオに入る都度、そのコピバンならではの完成を目指す。この方が絶対理に適ってます。もしかしたら上手くいけば原曲より良い曲に仕上がるかもしれません……
はい。
ざっくりでしょ。
でも個人的にはかなり大事な話だと思ってます。
最後に補足。
僕も「本当に好きな曲」は完コピ目指してます。なんか今までの話と矛盾しているみたいですが。
要するに楽しい方を選べば良いんですよ。好きな曲なら完コピしたくなるしそれが楽しい。一方、誘われた曲をいかに要領よくこなすかという点では、上記のように自由な耳コピをする方がきっと楽だし楽しいはず。
では、次回以降耳コピ編その2として、"自由な耳コピ"のその内容に迫っていきたいと思います〜
それでは!
#1 一番よくある質問にやっと答える 〜初心者向けオススメ機材紹介〜
どうも🍢 連日の投稿です。幸先よろし。
#0では心構えみたいなものをぐだぐだと書きましたが、ついついネガティブな内容になってしまいました、ごめんなさい。でもバンドマンって半分は「バンド超楽しーー最高!!俺のこの気持ちを120%ギターに込めて云々」って人と、もう半分は「なんでバンドなんかやってんだろ…このライブ終わったらしばらく休も、耳コピしんどいし……」って言いながらなんだかんだひっきりなしにライブしてる人だと思ってます。僕は後者です。120%って言葉嫌いですもん。
では今から、英語の勉強をしましょう(?)。
キーボードとシンセサイザーの違い、分かりますか?
学生が組むようなバンドにおいてはほぼ同義みたいなもんなので別に知らなくてもいいんですが、知って損はないですよね。
訳しましょう。
キーボード→keyboard→(直訳)鍵盤→(意訳)鍵盤が付いている楽器
シンセサイザー→synthesizer→(直訳)合成機→(意訳)電子的に音を作る楽器
つまり僕らが使っているほとんどのものは「キーボード」且つ「シンセサイザー」ですね。鍵盤が付いていて、それが発する音は自分で電子的に作ることができる、と。
だからどうしたっていう話なんですけど、これから話す内容に関わってくるので前置きとして。
そろそろタイトルの話に移ります。
新入生が入って来るたびにほぼ毎年同じような質問を受けます。
「キーボード買いたいのですが何買えばいいですか?」
相手の知識のレベルにもよりますが、初心者向けには最初にこう答えるべきでしょう。
「まずね、電子ピアノじゃなくてシンセサイザーって欄見てね。バンドで弾くってなると、シンセサイザーなの。いや、キーボードって括りで探すとややこしいことになるから、シンセサイザーで調べようね。そもそもシンセサイザーっていうのは…」
これで先程の話を回収しました。カタログなどで調べるとどうしてもこのようなくくりへの知識が必要となります。色々企業によっても言い方が違ってたりするので一概には言いにくいのですが…
その次にこう続けます。
「見た目と値段と重さと用途の兼ね合いかな」
「なるべく1台目はオールラウンドなものがいいよ」
「値段的にも重さ的にも61〜73鍵盤が妥当だと思う」
「音についてはぶっちゃけ使いたてだとほとんど区別付かないと思うから最初はそんなに気にすることではない」
……
これら全部本音であり真理です。前回の記事にもこんな具合の話あったと思います。
ですが何か腑に落ちない部分もありますよね。
具体的な"機種"です。
僕、機種詳しくないんですよ。
その場でぱっと具体的な機種の名前が出てくればいいのですが、毎回上のような答え方で逃げてきました。「あとは自分の好みで!」と。
なのでそろそろ真面目に調べて答えようと思います。以下、オススメの機材を「「いい感じ」」にまとめました。何かの参考になれば。
(ちなみに、アナログ(モデリング)シンセなどの中級者以上向けの機材はキリがないため省きました)
1.KORG
国内三大メーカーの一つ。EMではそこまで使われていないイメージ。俺は好きだよ。
◯KROME
61鍵↓
約9万円
7.2kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/176415/
僕はKROME88を持ってます。数字がすなわち鍵盤数。これあるある。
個人的な感想としては
⭕️良い点
・ピアノの音が好き
・タッチパネルで操作する分ツマミがコンパクトで済む
・機能が多い
❌悪い点
・機能が多過ぎて未だに使いこなせてない
・特にオルガンの音作りが難しく、微妙な音に
・タッチパネルの反応が悪いとかなりストレスフル。むしろツマミが多い方が楽説
こんな感じ。何か他と違った特徴を持っているとやはりそれがネックになってきますね。
◯KROSS2 ※61鍵と88鍵の2種類のみ
61鍵↓
約8万円
3.8kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/242256/
KROMEの完全下位互換…と思ったらそうでもなさそう。タッチパネルではなくツマミやパッドがありますね。KROMEよりも機能面で使いやすさに特化し、安く軽いので手が出しやすいと思います。てか3.8kgって段違いに安過ぎてビビりますね
◯SV-1
73鍵↓
約11万円
17.5kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/171381/
何より見た目がかっこいいです。ピアノやエレピがメインで、ツマミもシンプルで少数精鋭(?)ってイメージです。
◯VOX Continental
73鍵↓
約20万円
7.2kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/242261/
こちらを紹介したのは最近までこれを購入するか迷っていた時期があったため、それだけです。はっきり言って初心者向けではないでしょう。オルガンに重点を置いた新しい機種です。
2.Roland
国内三大メーカーの1つ。EMで一番多く使われています。やっぱそれだけ人気ってことなんかな?
◯FA
61鍵↓
約13万円
5.7kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/191697/
FAシリーズは最もEMで使われている気がします。これぞ万能って感じの機種だと思います。ちなみに73鍵だと、約17万円、重量8.5kg。万能を裏付けるがごとく、値が張るのが難点ですね。
◯JUNO-DS ※61鍵と88鍵の2種類のみ
61鍵↓
約8万円
5.3kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/207521/
JUNOシリーズもFAシリーズと同じくらいEMの人に多く使われていますね。
どうでもいいですが、公式サイトにて「バンドメンバーが集まらなくても大丈夫!」という売り文句でドラムやベースなどの色んな音が出せる特徴を挙げていましたが、僕は精神的に大丈夫とは思えません
昔はJUNO-DiやJUNO-DSもあったんですがもう販売してないそうです。僕の最初のキーボードはJUNO-Diでした。同じシリーズとして参考になるかもということで、簡単に「JUNO-Diの」レビューを。
⭕️良い点
・安い
・軽い
・操作が分かりやすい
・フェイバリット機能がしっかりしているのが地味に助かる
❌悪い点
・機能が少ない
・全体的に音が良くはない(特別悪いってわけでもない)
こんな感じです。Diしか分かんないですが、かなりオススメできます。色々と楽です。機能が少ないってことは音作りもすぐ終わるってことですからね…メリットとデメリットは貴方次第です。信じるか信じないかも、貴方次第です。
◯VR-730
約17万円
9.9kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/241679/
オルガン特化型の73鍵です。これも一時期買おうかなと検討していました。こちらより下のVR-09-Bの方が値段も重量も良心的ですね。
◯VR-09-B
約10万円
5.5kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/241678/
VR-730の61鍵バージョン、と考えれば早いと思います。オルガン特化型と言えども他の音が全く無いわけではないため、オルガン好きには向いているかと思われます。
3.YAMAHA
国内三大メーカーの1つ。KORGやRolandが日本発祥ってのは意外かもしれませんが、YAMAHAはめっちゃ日本感ありますよね。生音系に強いと言われていますが、僕はちゃんと弾いたことないので分かんないっす
◯MOXF ※61鍵と88鍵の2種類のみ
61鍵↓
約9万円
7.1kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/189989/
万能型ですね。不思議なことにEMにヤマハユーザーが少ないですが、別にこれも他のブランドのものと同じくらい良いと思います。
◯MX ※49鍵、61鍵、88鍵の3種類
61鍵↓
約7万円
4.8kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/226136/
こちらは初心者向けのシンセですね。オールラウンドに使いやすく安い。1台目としてはぴったりだと思います。
4.Clavia
スウェーデンの会社です。赤い筐体が特徴、見た目につい囚われてしまいますが、そのスペックにもちゃんと定評があります。しかしめちゃくちゃ高い
◯Nord Electro 5D
73鍵↓
約25万円
9.2kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/204609/
万能型ですが、どちらかというとオルガン寄りでしょうか。安定の高値。これはセミウェイテッドといって柔らか過ぎず硬過ぎない、オルガンが弾きやすい仕様になっている型で、ピアノと同じ硬さの鍵盤であるNord Electro 5 HPはもっと高いです。ちなみにもうすぐNord Electro 6が発売されるはずです。
なんで紹介してるかというと、古いバージョンであるNord Electro 3を最近中古で購入したからなんですよね。初心者にオススメではありませんが、こういう世界もあるんだよということでレビューも一応します
⭕️良い点
・バンドで合わせた時の音の抜けが良い
・見た目が好き過ぎる
・機能がシンプルで分かりやすい
・オルガンを含め操作が直感的にしやすい
❌悪い点
・機能がシンプルである反面できることが限られる(スプリットやデュアル、フェイバリット機能が無いなど)
・単体で弾くとそこまで良い音ではない
新しいバージョンではもっと改善されているはずです。高過ぎて中古じゃないと手が届かなかったので…
5.CASIO
良くも悪くも、コストパフォーマンスという言葉がぴったりでしょう。コストパフォーマンスは確かに良いのですが、小さくまとまっているという見方もできそうです。
◯CT-X3000 ※61鍵のみ
約3万5000円
4.3kg
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/250640/
CT-X5000という機種もありましたがそちらはこれの上位互換といったところでしょうか。値段で選ぶとしたら3000の方が魅力的なのかな?
◯CTK-6250
約4万円
5.7kg
https://www.amazon.co.jp/カシオ-電子キーボード-61鍵盤モデル-ハイグレードタイプ-CTK-6250/dp/B00EVF5XMK
EMでも使われているので調べたところ生産終わっているんですね、アマゾンにはまだありましたが。どちらかといえば家庭での音楽制作用のものだけどバンドでもいけるよ、みたいなスタンス。よって値段やスペックとの相談ですね。初心者用、という意味ではコストパフォーマンスも良くオススメできるのですが、いかんせん国内三大メーカーの企業努力に比べると見劣りはしますね。決して買って損はないと思いますが、バンドマンとしては後々物足りなくなる可能性が大きいです。
初心者向けとしてはこのくらいでしょうか。国外メーカーやらアナログシンセやら色々他にもあるのですが、僕のオススメは上記のもの、とりわけ国内三大メーカーのキーボード、となります。長々と書いてきたので下に対立構造をまとめると
◎万能強め編
KORG KROME-61(61鍵) 約9万円、7.2kg
VS
Roland FA-06(61鍵)約13万円、5.7kg
VS
YAMAHA MOXF6(61鍵)約9万円、7.1kg
(全て61鍵盤)
◎万能安め編
KORG KROSS2-61 約8万円、3.8kg
VS
Roland JUNO-DS61 約8万円、5.3kg
VS
YAMAHA MX61 約7万円、4.8kg
(全て61鍵盤)
ここらを買っとくとまず間違いはありません。断言できます。あとは好みですね。店頭で見てみてビビッとくるものがあればそれ買っちゃえばいいし、レビューだけ見てノリで買っちゃってもいいし。実際どれ買っても絶対に良いところも悪いところも併せ持ってますからね、そこで悩んでも仕方ないんですよ。
結局一番大事なのは、買った後です。みなさんは自分の機材をきちんと使いこなせていますか?たとえ機材が少ししょぼかろうが、機能をしっかり把握して弾けば確実に「「いい感じ」」になります。買った後にどれだけ使って試して弾いて自分のものにするか、それ次第で自分の実力と機材の能力、そして今後足りないものが分かってくると思います。今めっちゃ良いこと言ってます。ボロを出す前に終わります。今回はかなり長文でした。おつかれ!ビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨン
ビヨンビヨン連打はボロの内に入らないよね?
#0 EMBGにおけるキーボードの立ち位置とは
こんにちは。EMBG4回生のおでん🍢といいます。今日からこのブログに自分が思っていること、伝えたいことをつらつらと書いていきます。駄文になる未来しか見えませんが、ご容赦ください。
まず最初の最初に、言い訳というか、弁解というか、
講習会やるやるって言ってずっとやってこなくて、ごめんなさい!!🙇♂️
あのね、いざちゃんとやるってなると、とても面倒なんですよね。あとね、講習会自体に賛成派と反対派がいるんですよ。そんで、僕が人前で(偉そうに)喋るのが苦手!こういうブログとかで構成とか意識し過ぎずにノリでやるのが一番楽って相場は決まってますね
これらを鑑みて、「ブログに勝手にアップしといて、読みたい人が読む」形式が最適なのではという結論に至りました。更新頻度はめっちゃ適当です。読者0でも僕は書き続けるよ。ちなみにこれ一般公開する予定です(それで読者0は相当内容が酷いってことに…笑)
ただし面倒なので編集はしません!本当に思うがまま書き連ねてます!
僕自身がキーボード下手な人なんですが、その分初心者にも寄り添える自負があります。逆にその自負しかないです。よろしく〜
前置きが長くなりました。そろそろ本題へ。
今回は主に新入生向け。「EMBGにおけるキーボードの立ち位置とは」
特徴やら"あるある"やら、主なもの3つあげます
◎キーボード人口が相対的に見ると少ない(しかし近年増加の傾向あり)
◎サポートとして呼ばれがち
◎据え置きの機材が無いため自分で購入する必要がある
まず、◎キーボード人口が相対的に見ると少ない 問題。
本当に2年前とかは少なかったですね。所属人数はいるにはいるけど、実働人数は本当にかつかつでした。ひどい時はNFでは1人7〜8バンドやる羽目になってしまったこともあるくらい。すごいよね、3日で30曲やるんだよ。それが全部違う曲なんだからもうプロのツアー以上にハードだと思う。その人達はもちろん有能だからそれで耐えたけど。でも実際もしキーボードのキャパオーバーのせいでやれない曲とかバンドが出てきたら、ちょっと悲しいよね。
だから、このサークルでやっていく以上、ある程度のキャパオーバーは許容して欲しいです。頑張れ。その頑張りはきっと誰かが見てるよ。何なら俺がじーっっと引くほど見つめてるよ。大丈夫。
それでもキツかったら同じパート同士助け合いましょう。無理したらメンタルブレイクします。メンタルブレイクがEMBGのキーボーディストに付き物なのは多分今言った理由のせい。あと、同じパート同士だけじゃなくてそのバンドのメンバーにも現状を告げるのが吉です。日頃から僕はこのキャパオーバー気味な状況を説明しているつもりではいるんだけど、まだまだ知られてないことも多いです。
ちょっとこの流れでまとめて言いたいことがあるので次の項目に移りましょう。
◎サポートとして呼ばれがち
そう、呼ばれたはいいものの蓋を開けて見ると、あれ俺弾くの2曲だけか、みたいなことめちゃくちゃよくあります。しかしこれ何が前提かって、曲が決まってから呼ばれてるんですよね。これがいかに難しい問題か!
要するに、
本来キーボード要らんようなバンド組んでライングループ作りました→やりたい曲あげてきました→じゃあこの4曲でいきましょう→あれ、この曲とこの曲、キーボードいるくね?→じゃあ誰かキーボーディスト呼ぼっかー
このせいで、
⚪︎なんか疎外感
⚪︎やると言ってグループ入ったはいいものの「この曲自分に弾ける気がしない」って流れがあるある
⚪︎キーボードの出番がない間の手持ち無沙汰が如何ともし難い
って感じ。お分かりいただけただろうか。
もちろんね、前提として、この人ならやってくれるだろうっていう期待があるから誘ってくれてるわけで、そこは好意的に受け取っておきましょう。誘われたら嬉しい、それはそう。しかし、それはそれ。誘われたらガンガン自分のこと主張していきましょう。疎外感に負けるな!
そうだ、お金の問題もあります。学生だもの、ストイックにいきたいですよね。
サポートで呼ばれて曲数もそんなにやらないのにスタジオ代はきちんと折半、みたいなことが5回に2回くらいあります。いや、3回かも。彼らには悪気はないんです、多分それって僕らの主張が足りてないせいなんです。「別に割り勘でいいよ〜」ばっか言ってると、食費が無くなります。リアルに餓死します。例えば、スタジオが雨の日で機材2台あるとか重いとかだと、僕はタクシーを使わざるを得ません。本当に驚くほど一瞬でお金って無くなります。自分を大事に。
機材、お金の話が出てきたので次の項目へ。
◎据え置きの機材が無いため自分で購入する必要がある
既に買った人が多いでしょうが、ぶっちゃけ何買えばいいか分かりませんでしたよね。実際、未だに僕も分かってません笑 ただ相談された際にはこんな感じで言ったと思います。「最初でよく分からないって感じなら、61〜73鍵盤くらいのオールマイティなやつ一台買っとくのが吉、あとは値段と相談」
88鍵とかになると重すぎてかなり持ち運びが厳しいです。女の子にも充分運べる限度は70鍵盤くらいですね。持ち運びがしんどいだけでモチベーション下がっちゃうので、サイズや重量はだいぶ大事。そっから絞ると良いです。
そうすると大体機材は似たようなものが集中しますね。実名は出しませんが、僕とあの子は一緒で彼と彼と彼と彼が一緒の機材で…。まあ同じ機材の方が機能とかで情報が共有しやすくて良いんじゃないでしょうか。
そしてそれらは基本、オールマイティに、良くも悪くも広く浅く使えます。正直、色んな音数を同時に出したいとか、めっちゃ良いピアノ・オルガンの音を出したいとか、そういう場合を除けばほとんどその1台だけで事足ります。最初の1台だからって初心者向けだからって全然これからもがっつり使えるはずです。あとは自分の指遣いと音作り次第ですね。これが難しいわけですが…
そろそろ本題から逸れそうなので終わらせます。
まとめます。
EMBGにおけるキーボードの立ち位置とは?
→人口が比較的少なく、その分誘われる回数は増える。しかし、だからといって決して立場が優遇されるわけではなく、知らず知らず軽んじられがち(言い過ぎか笑)。臆することなく、メンタルを保ち、周りを頼りつつ、自分を大事に!機材に関してはどうしても制限がかかるが、上手いことやれば問題なし!
こんなもんかな。#0にしては長すぎたかなあ。許してくれ。読み流してくれていいから。
これから何書くか今テキトーに考えたけど、耳から血を出さないための耳コピ編、俺の/私の 血と汗と涙の練習法、"最後の敵は自分"音作り編、アイデンティティ量産ライブ編、…などの初級〜中級の話をメインにやってくわ。もし僕が調子乗ればいずれもっとイキった高度な話もするかも。
最後に、今までの内容もこれからの内容も全部、僕の完全な独断と偏見によるものですので、その点はご了承ください。
そして最初に述べたように、別に僕は上手いわけではないので、理想だけ示して一緒に頑張ろうなってスタンスでやってます。そこんとこもよろしくお願いします。
質問などあれば個人的にいくらでも聞くので、随時どうぞ。長文でした。おつかれさま