ビヨンビヨンのブログ

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#3 スケールとコード、そして「美味しいところ」を合わせる 〜耳コピ編その2〜

連投!🍢

 

前回に引き続き耳コピ編。今回はその2。

 

さあざっくりいきましょう!

 

スケール、クラシック経験者からしたら調って言った方が分かりやすいですかね。変に転調とかしない限り基本的には1曲につきスケールは1つ。例えばCのスケールなら、ほとんど白鍵しか使わないし、D♭やG♭なら、極論黒鍵だけ弾いとけば何とかなります笑 逆に言うと、Cのスケールで黒鍵を下手に弾いてしまうと、とても違和感が残ってしまいます。

 

こんな感じで、コピーしたい曲のスケールを予め把握しとけば、使われる音やコードは自ずと限られてきますので、耳コピにかかる時間の短縮に繋がります。

 

しかし、ぶっちゃけ、「えっと、この曲のスケールは…」とか、いちいち考えて耳コピしてません。何となく曲聴きながら鍵盤弾いてたら、どの音を使ってなくてどの音が使われているかがおおよそ分かってきます。そんなもんです。特に絶対音感持ちのあなたなら!!!

 

 

曲の大枠であるスケールが何となく分かったとして、次に把握すべきはコードです。和音。

 

 

特にクラシック経験者の方々は、コードに馴染みが少ないと思います。そのせいで耳コピは一音ずつ追っていく始末、よくある話です。

 

そうではなく、コードで曲を覚えると、そりゃ和音単位で覚えてるんだから、記憶の容量も数倍少なくて済みます。コードを覚えた上でいかに指を動かして原曲に近付ける、あるいはオリジナルを追求する、そこが課題なんですね。

 

ではコードについてつらつらと。

まずは基本のメジャーとマイナーについて理解しておいてください。Cメジャー(Cと表記します)がドミソ、A♭マイナー(A♭mと表記します)がラ♭シミ♭とか。

ここら辺でつまずいている初心者の方向けには、ググればいくらでも教えてくれるサイトがあると思うので、良ければそちらに一旦飛んでくだされば。ちょっと説明下手なのと面倒なのとで割愛させてください。正直でしょ。

 

 

メジャーとマイナー、これは最も単純な形ですかね。んー、ただギターでいうパワーコードはさらにメジャーとマイナーの簡略版なので最も単純と言うとパワーコードなのかもしれませんが。

 

 

ここらで3度とか5度とかの話いりますかね。しときますか。

 

Cのスケールで話を進めてみましょう。

Cって言ってるくらいですから、ドからスタートして、ドレミファソラシドですよね。この一つ目のドを1とします。すると、3番目と5番目は、ミとソ。1と3と5を同時に弾くと、ドミソ。Cメジャー。

 

はい、つまり、基本であるメジャーとかマイナーは、この1度と3度と5度を弾いているという解釈です。

 

これを踏まえて次、7度。俗にセブンスと言われています。

セブンスを一言で言うと、「いい感じ」です。ざっくりざっくり!

ピアノって、ギターや他の楽器と比べても明らかに自由度高いですよね。且つ、ピアノって、普通にメジャーやマイナーをジャーンと弾くだけだと、なんかダサいんですよね…。なので、ピアノが入ったバンドでは効果的にオシャレに弾くとかなり映えます。よって、たとえコード譜に書いてなくとも、たとえギターは普通に単純なコード弾いていても、ピアノで上手い具合にセブンスなどを入れ込んであげると、ぐっと「いい感じ」になります。そんで、それを即興で弾けるようになるとなお良し。

 

Cのスケールで引き続き話を進めると…

しーせぶんす=C7=ドミソシ♭

 

しーめじゃーせぶんす=CM7=ドミソシ

 

しーまいなーせぶんす=Cm7=ドミ♭ソシ♭

 

です。そんなガチガチに覚えなくてもいいと思います。基本の骨格に7度の成分が付け加わっただけです。

 

では復習、Cのスケールの曲において最も違和感なく弾けるコードは上の3つのセブンスの中でどれか?

 

Cのスケールには黒鍵は無いんでしたよね。だから正解はCM7。

もちろんこれ、場合によりますよ。コード進行によってはCm7やC7が最もふさわしいことだってあります。でもね、感覚の話になるんだけどね、そうやってスケールから外れたコードだと、そういう意識をもってして聴くと、多分分かるんじゃないかな。あ、今外れたコード弾いたなつって。うん。多分ね。

 

 

他にもちょっと引っかかった響きのするsus4とか、いかにも狙ってます感のあるdimとか、まあ色んなコードあるんですが、それを全て語るのは野暮というもの、自分でコピーしてく内に気付いていきましょう〜

 

 

 

非常に長くなって申し訳ないところですが、最後に、「美味しいところ」について。

 

言ってしまえば、この曲ならこれは絶対弾かんといけんじゃろ!みたいな印象的なフレーズのこと。まあ、ここは完コピ目指すべきですね。他に代え難いからこそ、その曲ならではのものとなってるわけです。

 

なので、前回散々「完コピなんて…」などと言ってましたが、まあ、そこは察してください。分かるでしょ、僕の言わんとしてることが。あれは曲全体を妄信的に完コピをするのはいかがなものかと提唱していて、ここでは「無くてはならない大事な細かいフレーズはそうと認識した上で完コピを目指すべき」と言っています。伝わってるかなあ…

 

 

長くなったので次回耳コピ編最終回として、僕なりの完コピの仕方を述べます。いやまあ、こればかりは本当に人によると思うのであくまで参考程度にね。ちゃんと普遍的な話もするつもりだけど。

 

おしまい!ビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨンビヨン